PROFILE

「神戸大学東北ボランティアバスプロジェクト」

通称「ボラバス」は、神戸大学学生ボランティア支援室(キャリアセンター ボランティア支援部門)が実施するプロジェクトです。

 東日本大震災が発災した2011 年の5月より活動を開始し、これまで47 回の派遣を行い、のべ1600 人以上の学生が参加してきました。震災当初は岩手県内陸にある遠野市に拠点を置き、津波による甚大な被害を受けた沿岸部にて避難所での足湯活動、公共施設での整地等の活動を行っていました。

 その後活動拠点を沿岸部に移し、陸前高田市・釡石市・大槌町・山田町を中心に、仮設住宅の住民の方々を対象に足湯・手芸・カフェ活動を行っています。また、現地での活動に加えて神戸では、現地の状況や魅力、私たちの活動について発信するための写真展や活動報告会、これからの活動を考えるための勉強会を開催しています。


ACTIVITY AREA

 私たちは岩手県沿岸部の市町で2班に別れて活動しています。

 一つは釜石市・大槌町・山田町の仮設住宅や復興公営住宅で活動する釜石班。

 もう一つは陸前高田市で同じく仮設住宅や復興公営住宅で活動する陸前高田班です。

 神戸にいる間は現地活動に向けての準備や話し合いを行ったり、東北の現状を伝えるための写真展の開催や勉強会への参加に取り組んでいます。


CONTENTS

「お茶っこ」

聞きなれない言葉かもしれませんが私たちが活動している地域の方言で「お茶会」を意味する言葉です。

学生が主催するお茶っこの会を機に近隣住民の輪を充実させたり学生と住民さんでお話をしてあたたかい時間を過ごしています。

足湯とはお湯を張ったタライに足をつけてもらいながら、住民さんの手を揉む活動のことです。

仮設住宅では、周囲も辛い経験をしてきた人ばかりで自身のことを話しにくい環境にあります。足湯を通して住民さんと一対一で触れ合いながらお話をするなかで、住民さんそれぞれが抱える辛い過去や、現在の生活で生まれたニーズなどを打ち明けてくださる機会にもなります。

現在も続く仮住まいでの暮らしの中で、近隣の人には言えない不満や話したいことが溜まった住民さんも多くいらっしゃいます。

そんな方たちの声に耳を傾けるべく、仮設住宅の集会所での活動と並行して、私たちは仮設住宅1 軒1 軒をまわって、集会所には来ていない住民さんとお話をする活動を行っています。


CONTACT

mail: ku.tohoku@gmail.com‬

〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学地域連携推進本部

https://www.office.kobe-u.ac.jp/crsu-chiiki/#gsc.tab=0